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東京在住KOL Peachiのスタイルショッピングガイド:台東区でレザーの多様な顔と出会う/日本!散歩攻略 vol.1

隅田川に近い浅草、蔵前エリア、近年の東京・台東区は、洗練されたセンスの良い小さなお店が集まる場所となっています。控えめな店舗と住宅環境が入り混じり、街全体に静かな生活感が漂う一方、歩くたびに驚きのあるミステリアスな雰囲気も併せ持っています。直感に従って散歩をすれば、まだ広く知られていない隠れた小さなお店を発見できるのも、このエリアを歩く際の特別な楽しみです。

現在も台東区の近くに住んでいるファッションKOLのPeachiは、ファッションやコスメなどに触れながら、日本での最新トレンド情報や旅行情報を毎週発信し、ファンに向けて発信しています。彼女が日本での生活を選んだ原動力は、ファッションへの愛から生まれました。日本のブランドとコラボレーションし、服を制作した経験もあり、そのファッションに対する好奇心は、常に美意識を刺激するさまざまなものを探求し続けています。

彼女のスタイルの好みについて言えば、最近のPeachiは、シンプルで視覚的に負担をかけないコーディネートを好んでいます。無地を基調に、カットや素材の変化を重視し、アクセサリーでバランスを取りつつ、個性のあるレザー製品も彼女が愛用する定番アイテムです。「実はレザー製品が本当に好きで、最初は70〜80点くらいの好みだったんだけど、使ううちに自分のものになっていく感じがして、どんどん愛着が湧いてきました。」また、日本のレザー消費文化についても彼女は観察しており、「日本の女性は大ブランドを追うのではなく、職人の手がける小さなレザーブランドを探し出すのが上手で、だからこそ唯一無二のスタイルを簡単に表現できるんです。」と語ります。

今回、Peachiの鋭い感覚を通じて、台東区に溢れる小さなお店を訪れ、職人が手がけるレザーブランドをいくつか巡ってみましょう。すべてレザーショップですが、レザーは加工がしやすく、形状の変化が自在であるため、各ブランド、各店がそれぞれ独自のスタイルを持っています。異なる質感や風合いの中で、レザーの楽しさを味わいながら、選ぶ過程で職人や店主との交流を通じて、日本のレザー製品の魅力やその特別さに気づくことができるでしょう。

spot 01. REN自然な美しさが宿る豚革の温もり

RENは「主張しない」というコンセプトのもと、自然に美しさが滲み出る、飾らない日常アイテムをデザインしています。素材は、一般的な牛革や羊革とは異なり、軽量で使いやすい豚革を使用。豚革は毛穴が大きいため通気性が良く、色が染まりやすい特性があり、RENにさらなるデザインの自由度をもたらしています。使い込むほどに光沢が出て、陶器のように滑らかになっていくのも特徴です。鮮やかなカラーを好むPeachiは、鮮やかなバケツ型バッグを選び、「RENは基本的にアースカラーが多いけど、時々鮮やかなピンクなどもあって、他ではなかなか見つからない感じがいいんですよね。」と語っています。同じカラーと素材のレザーでも、さまざまなバッグの形が提供されているので、きっと自分にぴったりの一つが見つかるでしょう。

REN 蔵前店
住所:東京都台東区蔵前4-13-4
URL:https://tee-ma.com/collections/ren

spot 02. LITSTA経年で変わる、ヴィンテージ感の魅力

RENから徒歩2分もかからない場所にあるLITSTAは、デザイナー兼職人の夫婦が経営するお店です。一歩店内に入ると、濃厚なレザーの香りが漂い、墨を流し込んだような洗い加工のレザーバッグが目の前に並びます。Peachiは「経年で柔らかくなり、より個性が現れるヴィンテージ染めのレザーは、レザーが好きな人なら誰でも惹かれると思いますし、性別を問わずに愛用できると思います。」と話しています。LITSTAのデザインはジェンダーレスで、洗い加工の風合いとヴィンテージな金具が、レザー愛好者にはたまらない魅力です。また、店内ではレザークラフトの体験ワークショップも行っており、皮革製品の制作工程を一歩一歩学べる場も提供されています。興味がある方は、ぜひ体験を予約してみてください。

LITSTA
住所:東京都台東区蔵前4-6-9 Sunny Place Annex 1F
URL:https://tee-ma.com/collections/litsta

spot 03. numeri(ヌメリ)コーヒーを楽しみながら、レザーに触れる時間

蔵前にあるカフェ「camera」では、オリジナルブランド「numeri」のバッグやレザー小物が展示・販売されています。おいしいコーヒーやスコーンを楽しみながら、numeriの商品を選べるという贅沢な時間を過ごせます。numeriは、特殊な革加工技術を用いて、もともと平らな牛革に温かみのある手触りを与えており、その独特な質感が特徴です。触れると違いがわかる、その手触りにこだわりが込められています。また、色彩もnumeriの特徴の一つで、ひとつのデザインに複数のカラーバリエーションがあり、Peachiも彼らの色使いを気に入っています。「このお店は、淡いパステルカラーの小さなバッグがあって、若い旅行者にはすごく刺さると思います。」もし次に蔵前を散策して疲れたら、cameraで一息つきながら、numeriのレザーの質感をゆっくりと味わってみてください。

numeri
住所:東京都台東区蔵前4丁目21-8 岡松ビル1F
URL:https://tee-ma.com/collections/numeri

spot 04. Wisteria Fujiwara特許技術で作られる、足に合ったカスタムシューズ

Wisteria Fujiwaraでは、マスカスタマイズして女性向けのカスタムシューズを提供しています。正確に足の形を測定した後、試し履き用の靴を用意し、実際のフィット感を確認します。「測定してそのまま靴を作ると、かえって足に合わないことが多いんです。」と創業者は説明します。試着なしでは、足の硬さや形状に応じてどのように調整すれば良いかがわからないため、試着は絶対に必要だと言います。店内には、最大で288種類ものサイズの試し履き用シューズが用意されており、他のカスタムシューズショップにはなかなかない規模です。1950年に創業したパイロットシューズが70年かけこれまで作り上げてきた靴づくりのノウハウを生かし、大量生産からカスタムメイドへ業態転換していく事で生まれたWisteria Fujiwaratというカスタムシューズ専門のブランドPeachiも、カスタムシューズの必要性に気づきました。「今までカスタムシューズを作ったことはありませんでしたが、日本に来てから歩くことが多く、以前は足に水ぶくれができたこともありました。Wisteria Fujiwaraが左右別々に細かくカスタマイズできるサービスを提供していることを知り、日本の人たちが歩くのが好きな理由は、足に合ういい靴を選んでいるからだと感じました。だから、カスタムメイドにはすごく惹かれます。」

Wisteria Fujiwara
住所:東京都台東区東浅草2-22-5 ウィステリアフジワラ
URL:https://tee-ma.com/collections/iui

spot 05. バッグ工房 KIYOKAWA多様なスタイルと個性が交差するレザーアイテム

隅田川を越え、吾妻橋エリアにある革バッグ工房 KIYOKAWAでは、様々なスタイルや多彩な製品ラインが揃い、目移りするほどです。Peachiは、「ここには多くのスタイルのレザー製品があり、カラフルなものもあって、従来のレザーに対するイメージを覆します。」と観察しています。店主によると、接客の中で戴いたお客様のご意見をモノづくりに反映させているそうです。「この店は、顧客と一緒に創り上げてきた場所です。」と店主は話します。さまざまなニーズに応じたバッグが製作されることで、自然に独自のスタイルが形成されてきました。また、日本国内産の牛革を使用することにこだわり、アフターケアサービスも提供しています。実用的で長く愛用できる素敵なバッグを手に入れることができます。

革バッグ工房 KIYOKAWA
住所:東京都墨田区吾妻橋2-1-6
URL:https://tee-ma.com/collections/kiyokawa

もし、近日中に東京に行く予定がない場合でも、日本のレザー専門ショッピングサイト「teema(https://tee-ma.com/zh)」でPeachiが推薦する日本のレザー製品を購入できます。ぜひご覧ください!

転載元:秋刀魚
https://qdymag.com/local-story/leather-journal-peachi-kuramae-asakusa